住宅の売却で任意売却を検討している人の多くは、アンダーローンやオーバーローンという言葉を耳にしたことがあると思います。
これらの言葉は住宅ローン残債額より住宅の売却価格が上回るか下回るのかで呼ばれる言葉です。
今回は、アンダーローンとはどのようなものなのか、支払いが滞る前にできる対処法があるのかをご紹介!
住宅ローンが残っている住宅を売却する際のアンダーローンの意味とは?
住宅ローンが残っている住宅を手放す場合、現状把握が重要です。
ローンの残高はどのくらいあるのか、住宅の販売価格はどれくらいの値段なのかを把握しましょう。
それにより残債以上の販売価格がつくのかつかないのかが明確になります。
一般的には、残債以上の値段が付く場合をアンダーローンといいます。
売却することで利益がでる物件を指します。
一方、オーバーローンとは、残債以上の値段が付かなかった場合を意味します。
アンダーローンのメリットは、利益が出ることから売却後の生活費に充てられます。
また、売却手順も通常の任意売却のように手間がかかることなくできます。
ここで重要な点は、あなたが売りたい住宅がアンダーローンに当てはまるのか、オーバーローンに当たるのかを明確にすることです。
明確にする際に確認すべきことが以下となります。
●住宅ローン残高を把握する。
●住宅の売却価格を明確にする。
一般的にローン支払い中の場合は全額完済しなければ売却できません。
しかし、売却価格が残債以上なことが明確な場合は、土地や建物が抵当権に含まれていても、債権者の承諾が下ります。
住宅の売却価格をサーチするには、信頼できる仲介会社に査定を複数依頼しましょう。
ただし、オーバーローンだった場合は、通常売却の手順で売却ができないため注意し、担当者に相談しましょう。
アンダーローンの住宅で支払いが苦しい場合の対処法とは?
アンダーローンとわかっている住宅で、毎月の支払いが苦しくなった場合は、早めに売却することがおすすめです。
なぜなら、支払いを滞ってしまう、返済日より遅れて返済すると信用情報に傷が付くからです。
信用情報に傷が付く、住宅が競売にかけられてしまうという焦りから無理な借り入れを重ねる人もいます。
しかし、それは今後の人生の悩みの種になりかねません。
支払いが滞る前にできる対処法
対処法として、3つ挙げられます。
●アンダーローンと知った住宅は売却する。
●オーバーローンの住宅は、金融機関や自治体にローン組みなおしや返済処置などがないか相談する。
●債権者の合意を得て任意売却を検討する。
早めに対処法を講じることで今後、安定した生活を手に入れられます。